今回の物件は既存建物のリノベーション工事です。(その4)
一般的な事務所兼倉庫を、従業員のリフレッシュや気分転換、コミュニケーションの活性化を目的として、ミーテイングが行いやすい空間にする為に、オフィスラウンジへのリノベーション工事を行っている物件です。
既存の階段を上りきった踊り場の壁の施工ですが、既存鉄骨壁下地組(胴縁)表し仕上げ部分も壁材を貼って改修したいとご用命をうけました。(下の写真は事務所ラウンジ部分よりの撮影)
まずは、当初建築された時代背景がわかりやすい鉄骨表しの状態を、如何に安価でカッコ良く模様替えするかを考えました。壁仕上げ素材とその下地。・・・・悩みます。
事務所側壁は未改修部分にあわせ、ラワン合板貼りで施工完了しており、外壁側の同一素材も考慮しましたが、下地胴縁の組み換えが必須になる事や空間的に単調になるため、断念しました。
最終的に仕上げ、下地、空間へのアクセント、なにより予算から、セメント木毛板を選択しました。
さらに、ラウンジで使用したSORIDOが余り、お施主様より「折角の素材を廃棄処分には勿体ないので利用できないのか?」とご相談承りました。難問でした(笑)
イメージと攻略はジグソーパズル!残っている材料と端材を一様に床に並べてみて、良い感じになったものを、メモ、そして図面化。
さらに、SORIDOの裏側に間接照明の提案をさせていただきました。お施主様よりGOサインを頂き施工開始です。
まずは、SORIDOを貼る部分の下地フカシ壁が完了。
SORIDOの貼付け完了。
SORIDOの裏側に、お施主様より支給して頂いたLEDチューブライトを設置して完了。
点灯
ラウンジ側からのビフォーアフター。
いかがでしょうか?遊び心をフルに、余った材料を駆使して完成。
弊社はお客様の「ああしたい」、「こうしたい」を一緒に考えて行きます。
今後も色々とご相談ください。